「家でパン作っても、お店で売ってるようなパンが出来へんねん。どないしたらエエやろ?」
パン好きのお客さんにとって、プロと同じレベルのパンを作れれば!!!と、考えてしまうんでしょうね
100%無理な話では無いのですが、かなり難しい事なんですね
家庭で作るパンと、我々パン屋との一番の差は作る量なんです
1回に仕込む量がベーカーズパーセントで1キロ単位で仕込みます
ベーカーズパーセントって言うのは、小麦粉100%を基準に各材料をパーセントで表したレシピ表の事です
で、1キロの粉に対して例えば塩を12グラム配合したりします
13グラムでも11グラムでもありません
12グラムでベストな生地になる配合なんですね
さてこの12グラム
パーセントで1.2パーセント
100グラムの粉の場合1.2グラムって意味ですよ
家庭の秤で正確に1.2グラム測れる場合、かなり店で売っているパンに近いものが出来ます
しかし、ここまで高精度の秤って普通の家庭では使っていないと思いますし、買うのも数万円しますのでもったいない話しだと思います
そこで、パン屋さんの味に近づけるのではなく、家パンをおすすめします
家パン=家庭の味のパンならそれほどシビアな計量をしなくてもパン作りの基本さえ押さえていれば十分美味しいパンが出来ると思います
次回は、パン作りのポイントについて書きますね